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土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直し等について(第4次答申)

土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直し等について(第4次答申)

2020.02.17(Mon)

令和2年1月17日に開催された中央環境審議会土壌農薬部会(第37回)において、「土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項について(第4次答申)」が取りまとめられ、令和2年1月27日付けで中央環境審議会会長から環境大臣へ答申がなされました。概要は次のとおりです。

第1章 土壌の汚染に係る環境基準の見直しについて
(1)カドミウム の土壌環境基準(溶出基準)について
地下水環境基準においてカドミウムの基準が0.01mg/L以下から0.003mg/L以下に見直されたこと、既に適用可能な測定方法があることから、土壌環境基準設定の基本的考え方に基づき、下記のとおり土壌環境基準の見直しを行うこととする。

項目

新たな環境上の条件 現行の環境上の条件
カドミウム 検液1Lにつき

0.003mg以下であること

検液1Lにつき

0.01mg以下であること

 

(2)トリクロロエチレン の土壌環境基準(溶出基準)について
地下水環境基準においてトリクロロエチレンの基準が0.03mg/L以下から0.01mg/L以下に見直されたこと、既に適用可能な測定方法があることから、土壌環境基準設定の基本的考え方に基づき、下記のとおり土壌環境基準の見直しを行うこととする。

項目

新たな環境上の条件 現行の環境上の条件
トリクロロエチレン 検液1Lにつき

0.01mg以下であること

検液1Lにつき

0.03mg以下であること

 

第2章 土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項について
(1)カドミウム に係る環境基準について
カドミウム及びその化合物の基準については、土壌環境基準が地下水環境基準と同値にする方向で検討がされていること、基準の強化により基準に適合しない割合は増加するものの数%程度であると考えられることを踏まえ、下記のとおりに基準案が示された。

基準の名称 基準
汚染状態に

関する基準

土壌溶出基準 検液1Lにつきカドミウム0.003mg以下であること
土壌含有基準 土壌1kg につきカドミウム45mg以下であること
地下水基準 1Lにつきカドミウム0.003mg以下であること
第二溶出基準 検液1Lにつきカドミウム0.09mg以下であること

 

(2)トリクロロエチレンに係る土壌環境基準について
トリクロロエチレンについては、土壌環境基準は地下水等の摂取に係る健康影響を防止する観点から地下水環境基準と同値とする方向で検討されていること、基準の強化により基準値を超過する割合は増えるものの数%程度であると考えられることを踏まえ、下記のとおりに基準案が示された。なお、平成14年の検討時の調査においてトリクロロエチレンの土壌溶出量が0.01mg/L以下の地点においては、土壌ガスは概ね0.1volppm以上検出されていることから、定量下限値はこれまでどおり0.1volppmとする。

基準の名称 基準
汚染状態に

関する基準

土壌溶出基準 検液1Lにつき0.01mg以下であること
土壌含有基準             ―
地下水基準 1Lにつき0.01mg以下であること
第二溶出基準 検液1Lにつき0.1mg以下であること

 

第3章 施行について

カドミウム等の基準の見直しについては、基準の強化となることから、調査対策及び処理の適切な対応を求めるには自治体、指定調査機関及び汚染土壌処理業者への一定の周知期間が必要である。このため今回の見直しに係る準備の期間は1年程度とすることが適当である。

 

(出典:土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直し等について(第4次答申)