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産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法の一部改正について

産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法の一部改正について

2019.11.14(Thu)

「産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」(昭和48年2月環境庁告示第13号)は、廃棄物に起因する公共用水域への有害物質の汚染を未然に管理し、最終処分場へ搬入する廃棄物からの有害物質の溶出量の規制を目的として制定されましたが、 告示で引用している日本工業規格が本告示制定後に改正等されたことを踏まえ、所要の規定が整理されました。概要は下記のとおりです。

(1)JISについて  
・JIS改正に伴う所要の規定の整理を行った。

(2)検液の作成について 
・振とう前又は後について、できるだけ速やかに次の操作に移行すること。

(3)検定の方法について

①アルキル水銀
・抽出溶媒をベンゼンからトルエンに変更する。

②カドミウム、鉛、銅、亜鉛、ニッケル
・ばいじん等に含まれる重金属等を不溶化するためにキレート剤で処理した試料については、JISK0102(2016)の各項目の測定の準備操作において参照するJISK0102(2016) 52.2の備考6に定める方法(固相抽出法)を検定方法から除く。

③六価クロム化合物
・妨害物質を含む試料については、ジフェニルカルバジド吸光光度法の検液の発色操作において試薬の添加順を変える方法を、別表第1として追加する。
・JISK0102(2016) 65.2に定める方法は、添加回収試験を行い、回収率が80%~120%までの間であることを確認した場合に限り適用できることとし、この場合においてJISK0102(2016) 65.2.6に定める方法(流れ分析)は、検定方法から除く。

④ひ素
・JISK0102(2016)61の操作に定める予備還元の際には、十分な量のよう化カリウム溶液及びアスコルビン酸溶液を添加する。

⑤有機塩素化合物
・別表第5として記載されていた吸光光度法は検定方法から除き、JISK0102(2016)35.3に定めるイオンクロマトグラフ法を用いる。
・検液の作成に当たっては、抽出したヘキサン溶液に青緑色が残るまでソジウムビフェニル有機溶媒溶液を2.5mlずつ添加し、逆摘出中の水を中和する炭酸ガスによる従前の方法を、別表第6として追加する。

⑥弗化物
・別表第6の検定方法を除く。
・JISK0102(2016)34.4のうちFIA法を用いる場合には、JISK0102(2016)34.1の試験操作のうち蒸留して得た留出液を、硫酸ではなく塩酸で中和する。

⑦フェノール類
・JISK0102(2016)28.1.2の備考4及び備考5並びに28.1.3に定める方法を除く。

(4)試薬及び器具
・試薬並びに器具及び装置の規格について、それぞれ最新のJIS規格を用いる。

(出典:産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法(昭和48年2月環境庁告示第13号)の一部を改正する告示等の公布について