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「硝酸性窒素等地域総合対策ガイドライン」の公表について

「硝酸性窒素等地域総合対策ガイドライン」の公表について

2021.03.23(Tue)

硝酸性窒素等は「地下水の水質汚濁に係る環境基準」28項目の中で最も超過率が高く、複数の地域で環境基準を超過した状態が継続しています。硝酸性窒素等による地下水汚染は様々な供給源により発生しており、これらの供給源対策を実施するためには地域の関係者が一体となって取り組むことが必要です。このような状況を踏まえ環境省では平成28年に作成した「硝酸性窒素等による地下水汚染対策マニュアル」を基に新たな知見等を追加し、対策の考え方や計画作成を推進するための「計画策定編」と調査やモデル解析等の技術情報を提供する「技術・資料編」に分冊し、ガイドラインを作成しました。概要は下記のとおりです。

Ⅰ.計画策定編
目的:自治体等による硝酸性窒素等による地下水汚染対策の計画作成、取組の実施の推進

特徴:硝酸性窒素等による地下水汚染の把握、対策計画を形成するために必要な検討とそのための考え方や検討方法をまとめたものである

内容:・硝酸性窒素等による地下水汚染の実態把握と対策検討
   ・硝酸性窒素等による地下水汚染対策の計画
   ・硝酸性窒素による地下水汚染対策の効果予測とモニタリングによる対策効果の検証

Ⅱ.技術・資料編
目的:硝酸性窒素等による地下水汚染対策を検討するための調査やモデル解析等の技術情報を提供

特徴:計画策定編を構成する各項目について参考となる技術情報を説明したものであり、先進地域やモデル地域での事例も掲載する

内容:・硝酸性窒素等による健康影響等
   ・硝酸性窒素等による地下水汚染の現状
   ・先進地域、モデル地域での事例紹介
   ・硝酸性窒素等による地下水汚染の実態把握の手法
   ・硝酸性窒素等による地下水汚染の原因と対策効果の調査手法
   ・自然界における窒素の循環と地下水汚染
   ・海外の窒素循環政策と研究の動向

(出典:「硝酸性窒素等地域総合対策ガイドライン」の公表について